「よく見たら育毛剤と発毛剤って違うんだ!でも一体どう違うのかな?」
「僕の髪の毛には育毛剤と発毛剤はどっちを選べばいいんだろ?」
薄毛が気になり始めて、育毛剤について調べていると、かならずこんな疑問が出てくるのではないでしょうか。
またどちらの方が効果があって、どうやって手に入れたらいいのかも気になりますよね。
この記事ではそんなあなたの疑問を解決するために、育毛剤と発毛剤の違いをくわしく細かいところまで説明します。
あなたの髪の毛には、どちらがオススメなのかがきっとわかるはずです。
育毛剤と発毛剤の違い
まずはじめに育毛剤と発毛剤の違いについて、かんたんに説明しておきます。
育毛剤 | 発毛剤 | |
分類 | 医薬部外品 | 医薬品 |
成分 | オウゴンエキス ヒオウギエキス M-034 など多数 |
ミノキシジル フィナステリド(プロペシア) |
効果 | 抜け毛予防 頭皮環境の正常化 発毛促進 |
発毛 |
入手方法 | 通販 ドラッグストア |
病院 クリニック 薬局 |
作用の強さ | 並 | 強い |
副作用 | なし |
頭痛 |
このように比べてみると、はっきりとした違いがあることがわかります。
大まかに言ってしまうと、育毛剤はより手軽ですぐにはじめられる薄毛対策で、今ある髪の毛を守り発毛を促進させるものです。
対して発毛剤は髪の毛を薬の力で、なかば強制的に発毛させるもの。
こう見ると発毛剤の方がよさそうに見えますが、決してそうではありません。
あなたの状態に合わせて選ぶことが大切なのです。


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育毛剤の具体的な役割
育毛剤の具体的な役割は次の2つです。
◆育毛剤の役割
- ジヒドロテストステロンを抑える成分
- 血行をよくする成分
育毛剤に含まれているのは、こんな効果のある成分がメイン。
もちろんそのほかにも、いくつかの効果のための成分が、それぞれの育毛剤に配合されています。
ただこの2つ成分がかならず使われているとは限りませんが、入っているものを選ぶのが基本です。
ジヒドロテストステロンを抑える成分
育毛剤にかならず入っているか確認したいのが、ジヒドロテストステロンを抑える成分です。
- オウゴンエキス
- ヒオウギエキス
- センブリエキス
- など
なぜこのような成分が必要かというと、AGA(男性型脱毛症)の原因はジヒドロテストステロンであるから。
ジヒドロテストステロンが、成長途中の髪の毛に脱毛司令を送り、強制的に抜けさせてしまうのです。
これを繰り返しているうちに、髪の毛は徐々に細く弱ってしまい産毛へと変わり、最後には生えてこなくなってしまいます。
これらの成分は、ジヒドロテストステロンを抑えて抜け毛を防ぐ働きがあるのです。
血行をよくする成分
育毛剤に欠かせないもう一つ成分が、頭皮の血行をよくするための成分です。
- イチョウ葉エキス
- M-034
- セファランチン
- など
抜け毛を防ぐだけでは、髪の毛を育てることはできません。
なぜなら髪の毛は、毛母細胞が血液から栄養を受け取りながら成長するもの。
つまりどれだけ抜け毛を予防したところで、頭皮の血流が悪ければ髪の毛は育たないのです。
そのため育毛剤には、抜け毛予防のための成分とセットで血行をよくする成分が入っている必要があります。


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発毛剤の具体的な役割
発毛剤の役割はたった一つです。
それは髪の毛を発毛させること。
次の2つの働きで髪の毛を生えさせます。
◆発毛剤の役割
- 5αリダクターゼを阻害してジヒドロテストステロンを作らせない
- 発毛因子を刺激して髪の毛を発毛させる
育毛剤とは違い、髪の毛を薬の力で強制的に発毛させるための薬なんですね。
天然成分などではなく、ハッキリと効果が認められている医薬品であることが育毛剤と異なるところです。
プロペシア
プロペシア(成分名:フィナステリド)は、5αリダクターゼをブロックすることで、ジヒドロテストステロンを作らせません。
育毛剤と似たような効果ではありますが、効果の程度がまったく違い、プロペシアは極端なほど強力にジヒドロテストステロンの影響を抑制します。
その効果はかなり強力で、3年間の連続投与試験では、80%の人に発毛が見られたというほどです。
ちなみにホルモンに関係する医薬品のため、女性にはご法度の薄毛治療薬ですので注意しましょう。
ミノキシジル
ミノキシジルは毛母細胞の発毛因子を強力に刺激することで、発毛させる医薬品です。
ほかにも強力な血行促進効果があることが知られており、一部は飲み薬のタイプもありますが、ほとんどのケースで塗り薬として使用します。
ミノキシジルも医薬品ですから、かなり強力であることに注意が必要です。

育毛剤のメリットとデメリット
ここまでの役割だけ見ると、発毛剤の方がよさそうに見えますが、じつは育毛剤にもちゃんとメリットがあります。
もちろんいいことばかりではなく、デメリットもあるため、その両方を包み隠さずご紹介しておきますね。
◆育毛剤のメリット
- 手軽ですぐにはじめられる
- 医薬部外品指定のため一定以上の効果が見込める
- 価格は発毛剤よりも安い
◆育毛剤のデメリット
- あまりにも数が多くて選ぶのがむずかしい
- すぐに発毛させることはむずかしい(長く続ける必要あり)
育毛剤の使用目的に「発毛促進」とあるとおり、発毛剤のように直接的にすぐ髪の毛を生えさせることはできません。
ですが長く使い続けることで、抜け毛が予防され、ヘアサイクルが正常化しはじめると自然に発毛するケースもじゅうぶんにあるのです。
そして価格は比較的割安なのにもかかわらず、ある程度高い効果もあることが最大のメリットだといえます。
発毛剤のメリットとデメリット
続いて発毛剤のメリットとデメリットについてもチェックしておきましょう。
◆発毛剤のメリット
- 医療でハッキリと効果が認められているため確実性が高い
◆発毛剤のデメリット
- 副作用の恐れがある
- 定期的な病院の診察が必要なため費用が高くなりやすい
- 使い続けなければ薄毛の状態に戻っていく
確実性が高いため、薄毛治療には最も効果のある方法ではありますが、その分多くのデメリットもあります。
やはり副作用の恐れは思っている以上に影響するため注意が必要ですし、続けるためにはかなりの費用・維持費もかかることも悩ましいです。
何を優先して何を捨てるかですが、効果の高い薬だからこそのデメリットもあります。
発毛剤の副作用は思ったより怖い
発毛剤の副作用は以下のとおりです。
◆プロペシアの副作用
- 性欲減退(リビドー減退)
- 精液量の現象
- 勃起不全(ED)
- 射精障害
◆ミノキシジルの副作用
- 多毛症
- 動悸
- むくみ
- 頭痛
- めまい
- 集中力欠除
- 顔の紅潮
副作用が出る確率は低いとはいわれているものの、この症状ゆえに第一類医薬品以上の医薬品として指定されていることを忘れてはいけません。
日常生活に支障が出るほどの副作用をはらんでいるために医薬品なのです。
ですがまったく症状が出ない人には非常にいい選択肢といえるでしょう。
抜け毛予防・今ある髪の毛を強く育てるなら育毛剤
それでは育毛剤がどんな人にオススメなのかを説明しますね。
基本的にオールマイティに勧めたいケアアイテムなのですが、とくに「こんな人へ」とう視点で考えてみました。
◆育毛剤はこんな人にオススメ
- 最近抜け毛がひどくなってきた人
- 薄毛の初期〜中度の段階の人※
- 家系的に薄毛
※まだ完全にスカスカではなく地肌がハッキリはとは見えない段階
完全に地肌が見える状態であったり、ツルツルなまでに薄毛が進行している場合は育毛剤での克服はむずかしいです。
ですがそこまではなく、薄毛を今以上に進行させたくない人や、まだある程度は髪の毛が残っている人には育毛剤が一番の選択でしょう。
ほかにもサプリやシャンプーなどもありますが、費用対効果で考えると育毛剤が断然上です。
ちょっとでも気になっているのなら、育毛剤をはじめることをオススメします。


進行し過ぎた薄毛の克服なら発毛剤
あきらかに薄毛が進行し過ぎてしまい、どう考えてもふつうの方法だと戻りそうにない場合は発毛剤をオススメします。
◆発毛剤はこんな人にオススメ
- 完全に地肌が透けている
- 親族に極度の薄毛が多い
- 20代ですでに薄毛に悩んでいた
こんな状態なのであれば、おそらく遺伝によってジヒドロテストステロンの影響を受けやすい体質だと考えてよいでしょう。
それに薄毛が進行し過ぎていれば、毛母細胞は完全に休止状態。
つまりふつうのケアではどうしようもないのです。
このケースの場合は、育毛剤でなんとかなるレベルではないため、発毛剤による治療を受けることをオススメします。
育毛剤は通販やドラッグストアで手に入る
育毛剤は通販やドラッグストアで手軽に入手できます。
通販であれば超優秀な育毛剤が、最短で1日で配達されますし、ドラッグストアでなら今すぐ行って買うこともできますよね。
ですがここでは通販による購入を強くオススメしておきましょう。
その理由はドラッグストアでは売っていない優秀な育毛剤が確実に手に入り、購入する時に恥ずかしい思いをしなくても済むからです。
通販ではプライバシー梱包で、何の製品かわからないように届けてくれるため、配達員さんにもバレることはありません。
だれにも知られずに育毛剤が手に入るのは、気持ち的にもかなりラクですよ。
発毛剤は病院・クリニックでの診察が必要
発毛剤は一部を除いて病院・クリニックでの診察を受けてから、処方してもらう必要があります。
AGA専門のクリニックなどで、医師による診察やカウンセリングを受け、副作用の注意点などの説明をしっかり聞いたうえでの購入が必要なのです。
ちなみに病院・クリニックでの診察や薬の処方は保険適用外なため、続けられないほどでないですが少し負担は高め。
また定期的な問診と処方が必要な点も少し面倒な点ではあります。
個人輸入もあるがリスクもあります
発毛剤は個人輸入という方法もあり、いくつかのサイトで勧められてはいますが、仮に副作用などの影響を受けても自己責任。
万が一を考えると、そこまでのリスクを取るのはちょっと怖いと思います。
「どうしても薄毛を治したいけれど、お金は絶対にかけたくない」という人だけはチャレンジしてみるのもよいかもしれません。
ですがオススメできるかどうかというと、かなりむずかしいところ。
僕の見解としては、可能な限り医師による診察と正規の場所で、発毛剤を購入する方がオススメです。
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育毛剤と発毛剤の違いまとめ
育毛剤と発毛剤は似ていますが、くらべてみるとまったく違うものです。
育毛剤は抜け毛の予防と発毛を促進するためのアイテム。
一方発毛剤は髪の毛を薬の力で、ある意味強制的に発毛させるための医薬品です。
それぞれにメリットとデメリットが存在しますが、端的にいうと初期から中度までの薄毛の人には育毛剤がオススメ。
そして中度以上の薄毛の人には、副作用のおそれなどはありますが、薄毛の治療のために発毛剤を利用するとよいでしょう。
育毛剤と発毛剤の特性を理解して、自分に合ったものを選んでくださいね。
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